12.04 2015

ISSUE. Dec Vol.01 – Loves Vintage Chanel

“Je ne fais pas la mode, je suis la mode.”
「私は流行を作っているのではない。スタイルを作っているの。」

QRATE_interVIEW_vol2_Qoo9

──
ココ・シャネルの名言は今でも女性たちの心に響く。彼女が作り出した名作たちは、何十年という時を刻んでもなお、色褪せることはない。この言葉通り、CHANELが生み出すアイテムは単なる流行ではなく、「永遠の女性の憧れ」という確固たるスタイルとして確立された。ヴィンテージのCHANELというのも、一つのスタイルになっている。
表参道の真ん中、細い路地を一本入ると、少し懐かしさを感じさせる一軒のマンションに出会う。小さなエレベーターで5階まで登り、何の変哲もない一室の扉を開けると、ピンク色に塗られた低い天井の部屋を埋め尽くすように飾られたヴィンテージのバッグ、アクセサリーが目に飛び込む。まるで70年代ヨーロッパの小部屋にタイムスリップしたかのような空間で、ひときわ輝いているのが「CHANEL」のヴィンテージバッグだった。
ここ、「vintage Qoo」には、主に70〜90年代のヴィンテージCHANELが所狭しと鎮座し、そのラインナップは世界でもトップクラス。噂を聞きつけたファッショニスタたちが世界中から集う秘密基地のような店なのだ。

もともと古いものが好きで、若い頃は古着やアンティーク家具を集めていたというオーナーの盛純菜さん。その頃からインポートのバイヤーをしていたが、自分の好きなものだけを集めたお店を開きたいと思い独立。何かに特化したいと思っていた時に、古着屋にはなぜCHANELのヴィンテージが数点しか置いてないのか、それだけを集めた専門店があってもいいのでは、と閃いたという。せっかくなら世界一CHANELが集まるお店にしようと独自の販売ルートを掴み、ヴィンテージCHANEL専門店が誕生した。

QRATE_interVIEW_vol2_Qoo4_2

──
斜めに線が入った上品なキルティングが特徴の定番バッグ、“マトラッセ“に代表される手作りの職人技は盛さんが思うCHANELの魅力の一つ。一点一点全てが職人の手作業によるものなので、大切に使い続ければ何十年たってもボロボロになることはない。本体に使用されるレザーやチェーンなどの金属パーツも疲弊しにくい上質な素材で、バイイングの場でも錆びたり壊れたりしているものはあまり見かけないという。職人の手によって生まれた作品とも言えるアイテムたちは、その質の良さから何十年も生き続けるので、私たちの知らない時代、隠されたストーリーを知っているのだ。
「ヴィンテージ=古いもの」ではない

QRATE_interVIEW_vol2_Qoo11

QRATE_interVIEW_vol2_Qoo2

──
数々のヴィンテージCHANELを見て審美眼を養ってきた盛さんが思うヴィンテージとは、「ただ古いだけではなく、歴史を持ち、価値があるもの。」一点一点手作りされたアイテムたちには長年のストーリーが込められているので、背景を壊さずにそのまま伝えるのが大事だと言う。磨きなどはかけるものの、店頭に出す際に修復などは一切加えない。
傷まで愛してもらえれば嬉しいですね。
と笑顔で語る盛さん。

「いまの時代に合うヴィンテージ」へ続くq_icon_gold

 

Photography:Yuka Yanazume / Text : Azu Satoh

QRATE_interVIEW_vol2_Qoo6

表参道

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-3-15 東京セントラル表参道515
Tel. 03-6804-2201 Open. 12:00〜19:00 不定休

大阪

〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋1-6-17 マリオビル4F
Tel. 06-6241-7099 Open. 12:00〜19:00

香港

Shop 219, Level 2, World Trade Center, 280 Gloucester Road, Causeway Bay, Hong Kong
Tel. +852-2573-3802 Open. 11:30〜22:30

ONLINE

http://qoo-online.com


NEXT PAGE: いまの時代に合うヴィンテージ >

|